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2022年11月の記事一覧

新生徒会、スタートラインに

 先日、生徒会役員選出のための立会演説会と投票が行われ、後期生徒会役員が選出されたことをお知らせしました。その後、一緒に生徒会活動をリードしていく議長、書記、応援団長が生徒会長より委嘱されました。この決定を受けて、11月30日(金)に生徒会役員の任命式を行いました。
 山形県内で新型コロナウイルスへの感染確認者が高止まりしていることもあり、任命式はリモートでの開催としました。本校鈴木校長より、一人一人に任命書が手渡された後、カメラに向かって力強く決意表明を行いました。リモートでの任命式ではありましたが、決意表明の後には各教室から温かな拍手が響いてきました。
 いよいよ新生徒会のスタートです。どんながんばりを見せてくれるのか、楽しみです。

新しい体制で~生徒会立会演説・投票~

 9月に行われた北村山新人総合体育大会で、部活動の中心が2年生と1年生へと切り替わりました。そして、これまで3年生が中心となった取り組んできた生徒会活動も2年生と1年生へとバトンが渡される時期になりました。11月17日(木)、東根二中の生徒会活動をリードするメンバーを新たに選出する生徒会立会演説会と選挙を実施しました。
 生徒会長・副会長、そして専門委員長に12名が立候補し、「自分が生徒会役員になったら二中をこんなふうな学校にしていきたい」という熱い思いを堂々と伝えました。
 その後、投票が行われ、令和4年度の後期生徒会役員が選出されました。新役員の皆さん、これからの二中生徒会の舵取りをよろしくお願いします。

心のバリアフリー講演会

 11月15日(火)、東根市の全中学生と小学校5・6年生を対象に、「心のバリアフリー講演会」が実施されました。今回講師を務めてくださったのは、車いすバスケットボール日本代表ヘッドコーチの京谷和幸さんです。東京パラリンピックの車いすバスケットボール男子チームが、決勝でアメリカに敗れはしたものの、銀メダルを獲得したことを覚えている方もいらっしゃることと思います。そのチームを率いたのが京谷さんだったのです。
 京谷さんの自己紹介によると、サッカー選手として活躍していたにもかかわらず、事故のために車いす生活となってしまい、出会ったのが車いすバスケットボールでした。下半身が動かず、大好きなサッカーができなくなる挫折。車いすバスケットボールに取り組む中で出会う数多くの困難。それを乗り越えて、車いすバスケットボールの選手として、そして指導者として活躍した京谷さんならではのお話をうかがうことができました。
 京谷さんのお話の中で印象に残っているのは、大切しているという5つのことです。その5つとは、①夢(なりたい自分)を持つこと、②実現に向けて行動すること、③あきらめないで続けること、④出会いを大切にすること、⑤出会いに感謝することでした。
 また、市内の代表生徒の質問に答えてくださった中で「できないことを数えるのではなく、できることを数えるようにしている」という前向きのことばに、思わず納得させられました。

希望する進路の実現を目指して(3年実力テスト)

 11月14日・15日の2日間、3年生は実力テストに取り組んでいます。3年生の教室をのぞくと、教室がしーんと静まりかえった中で、解答用紙に書き込むタッタッタッという鉛筆の音だけが聞こえ、集中して問題に取り組んでいることが伝わってきます。
3年生にとって、実力テストは自分自身の努力の成果を試す場面でもあり、希望する進路(高校などの上級学校)に向けてどれくらい力がついているかを確かめる場面でもあります。ケアレスミスなどなく、実力を発揮してくれることを願っています。

賢い消費者になるために

 11月10日の午後、家庭科の授業の一環として、東根市消費生活センターの中嶋さんを講師としてお迎えして「消費説括講座」を実施しました。
 成人年齢が18歳になったことで、中学校を卒業して3年もすると、ローンを組みながら高額商品の契約を迫られ、よく知らないままに契約してしまうということが懸念されています。また、インターネット経由でワンクリックで品物を購入できるという時代ですので、実物を確認しないまま購入したら思っていたものと違っていたということも耳にします。
 そんな被害に遭わないようにすべく、正しい知識を身につけるための授業が展開されました。授業の大きな柱は、「①買い物のトラブルはなぜ起きる」と「②事実と異なる情報に惑わされないために」という2本立てでした。具体的な事例を示しながら授業が進められたので、生徒にとっても身近に感じられたのではないでしょうか。さらに、「消費者アクションゲーム」というカードゲームでは、様々な消費者トラブルが降りかかってくることを擬似体験しました。
 授業後は、「いろんな消費者トラブルがあることがわかった。」などの感想が聞かれました。

今話題のものまね芸人「JP」さんが来校

 さくらんぼテレビで放送している『どどど.JP』というテレビ番組をご存じですか?松本人志さんなどのものまねで今年大きくブレークしたJPさんの初の冠番組で、まだスタートして間もない番組です。山形県内のあちらこちらを訪問し、出会った人たちとの交流の様子を伝えるという内容です。
 11月5日(土)の放送で、JPさんが訪れた先は、なんと本校。番組の中でも紹介されていましたが、本校鈴木校長の熱烈なオファーに応えての訪問となりました。
 JPさんの訪問は生徒には内緒のサプライズ。体育館にJPさんが登場した際には、思わず声を上げてしまった生徒も。ステージ上で繰り広げられる有名な芸人さんたちのものまねに、爆笑の渦と大きな拍手が巻き起こりました。
 全校生徒と一緒に写真撮影をした後で、JPさんが向かったのは3年教室。「19年間という長い下積み時代を経てブレークしたJPさんだからこそ伝えられるメッセージがあるはず。」という鈴木校長の思いに応える特別授業の開始です。
 JPさんの授業で心に残ったことばが2つあります。
 1つめは、「人生で大切なことは感謝すること」ということばで、2つめは、「100点は出せなくても、自分のMAXは出せる」ということばです。売れなかった期間が19年あっても、人をけなしたりせず、また自分自身を卑下することもなく、芸を磨いてきたJPさんのことばが、聞いている私たちの心にすっと沁みていくのを感じました。
こちらの一方的な思いに応えてくださったJPさん、さくらんぼテレビのスタッフの皆さん、ありがとうございました。

二中祭

 「楽しく、温かくて、前向きな学校祭」。今年の二中祭を終えたときの感想です。
 11月3日(木)、文化の日にふさわしく『二中万博~文化・芸術の集大成~』をテーマに、令和4年度の二中祭を実施しました。メイン会場となった体育館には、サブテーマの「~文化・芸術の集大成」にふさわしく、授業の作品をはじめ個人的に取り組んだ作品を展示し、全校生徒とご来校の皆様で作品鑑賞を行いました。
 開祭式の中で紹介された全校制作、10月31日の当ブログで紹介したとおり、全校生徒のフィンガーペインティングで絵を描いたものです。ステージの幕が上がり、作品が紹介されると、会場には割れんばかりの拍手が鳴り響きました。
 今回の二中祭のメインの1つである学年発表では、1年生がリズムアンサンブル、2・3年生はダンスを発表しました。リズムアンサンブルは音楽、ダンスは体育の授業で練習を積み重ねてきたものです。どの学年も、ステージ上で生き生きとしたパフォーマンスを披露しました。
 次の文化活動発表では、計4組のピアノ発表と職員代表の弾き語りの発表がありました。
そして、大いに盛り上がったのが「全校レク」です。係の皆さんが練りに練ったクイズが出題され、グループに分かれてその問題に挑戦しました。知識を問う問題があれば、とんちを効かせた問題もあり、いろんな能力が試されます。特に決勝戦は、手に汗握る熱戦が繰り広げられました。
二中祭が終わっていいなと感じたのは、実行委員や係の皆さんがてきぱきと働き、あっという間に後片付けを終えたことです。
 本当に充実した1日となりました。

先輩に学ぶ

 本校の図書館には「白水文庫」と呼んでいるコーナーがあります。この白水文庫は、本校を昭和41年度に卒業した佐藤俊雄さんから資金提供をいただいて整備しているものです。今年は、よく話題になるSDGsに関わる本を中心に購入させていただきました。
 佐藤さんは、東京都の職員として活躍なさった後、社会保険労務士として働いていらっしゃったそうです。また、その一方でフランス語を学び、いくつかの作品を自ら翻訳なさっています。今年度の読書ウィークでは、佐藤さんが翻訳した「木を植えた男」や「最後の授業」を読みました。
 10月31日(月)の午後、その佐藤さんが同級生でサポーターの秋葉良一さんと一緒に本校を訪問してくださいました。せっかくの機会ですので、『佐藤俊雄さんに学ぶ会』を実施しました。内容は、①佐藤さんが翻訳した作品や白水文庫を読んだ感想発表②佐藤さんへの質問③佐藤さんから二中生へのメッセージの3部構成としました。
 読書の楽しさや夢を持つことなど、佐藤さんが大切だと感じていらっしゃることを力強く語っていただきました。中でも「人生はすべて100点満点というわけに行きません。人生は順調な時もあれば、苦しい時もあります。強い風が吹き付けても柳の枝がしなやかになびいて折れないように、苦しいことがあってもしのいだり、失敗しても立ち直ることができたりすることが大切だと思います。」というメッセージが心に残っています。