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心のバリアフリー講演会

 11月15日(火)、東根市の全中学生と小学校5・6年生を対象に、「心のバリアフリー講演会」が実施されました。今回講師を務めてくださったのは、車いすバスケットボール日本代表ヘッドコーチの京谷和幸さんです。東京パラリンピックの車いすバスケットボール男子チームが、決勝でアメリカに敗れはしたものの、銀メダルを獲得したことを覚えている方もいらっしゃることと思います。そのチームを率いたのが京谷さんだったのです。
 京谷さんの自己紹介によると、サッカー選手として活躍していたにもかかわらず、事故のために車いす生活となってしまい、出会ったのが車いすバスケットボールでした。下半身が動かず、大好きなサッカーができなくなる挫折。車いすバスケットボールに取り組む中で出会う数多くの困難。それを乗り越えて、車いすバスケットボールの選手として、そして指導者として活躍した京谷さんならではのお話をうかがうことができました。
 京谷さんのお話の中で印象に残っているのは、大切しているという5つのことです。その5つとは、①夢(なりたい自分)を持つこと、②実現に向けて行動すること、③あきらめないで続けること、④出会いを大切にすること、⑤出会いに感謝することでした。
 また、市内の代表生徒の質問に答えてくださった中で「できないことを数えるのではなく、できることを数えるようにしている」という前向きのことばに、思わず納得させられました。